ゲーミングチェア・オフィスチェアの
ガスシリンダー対応確認と選び方(SNC-CYL3/4)

2025.10.16 更新

オフィスチェアのガスシリンダー対応確認と選び方

オフィスチェアの座面が上下しなくなったり、勝手に下がってしまうといった不具合は、多くの場合ガスシリンダーの劣化が原因です。 この場合、ガスシリンダー交換で改善できる場合があります。
サンワサプライでは標準高さの「SNC-CYL4」と、座面を低くできる「SNC-CYL3」をご用意しています。
本記事では、他社製チェアでもお客様ご自身で適合可否を確認できるよう、計測ポイントと選び方を解説します。

※他社製チェアの実機による適合確認は行っていません。必ず現物の寸法・差し込み形状をご確認ください。

目次

1.チェアが故障したかな?と思ったら

よくある症状と原因

オフィスチェアでよく見られる不具合として、
・座面が上下しない
・座っていると勝手に下がる 下がってくる
といった症状があります。
これらは、ガスシリンダーの劣化や不具合が原因であることが多く、シリンダーを交換することで改善できる可能性が高いです。

交換できるチェアか確認する

  • ガスシリンダー交換に対応した機種か確認する
    • 取り外しに対応した機種であれば、交換が可能です。
      一体型で取り外しができない機種もあります。
      不明な場合は、お手持ちのチェアのメーカーに確認をお願いいたします。
  • 交換用ガスシリンダーが入手出来るか確認する
    • 交換用ガスシリンダーをパーツとして購入可能か確認してください。
      パーツ販売の有無は、お手持ちのチェアのメーカーに確認をお願いいたします。

安全に作業するために

  • ガスシリンダー本体は分解禁止です。(高圧ガス封入部品のため)
  • 作業は平坦な場所で、手袋・軍手を着用して行ってください。
  • 固着が強い場合は、シリコンスプレーなどのオイルを浸透させると外れやすくなる場合があります。
  • それでも外れない場合は、無理せず専門業者の利用をご検討ください。

2.サンワサプライ製チェアの場合

対応のガスシリンダーを確認する

ガスシリンダーとチェアの対応表をHPで公開しています。
対応表はこちら【リンク
対応のガスシリンダーをご準備ください。

3.他社製チェアの場合

  • ご注意

    他社製品につきましては、弊社では詳細仕様の確認ができかねます。お客様ご自身でご確認をお願いいたします。
    なお、弊社製品にて対応を確認済みの製品は、対応表に掲載されている商品に限られます。
    それ以外の製品への取付・交換につきましては、対応および動作保証の対象外となります。
    お客様ご自身の判断にてご利用ください。
    なお、取付作業に伴う破損や使用時の事故等につきましては、弊社では責任を負いかねますのでご了承ください。

交換できるチェアか確認する

  • ガスシリンダー交換に対応した機種か確認する
    • 取り外しに対応した機種であれば、交換が可能です。
      一体型で取り外しができない機種もあります。
  • 交換用ガスシリンダーが入手出来るか確認する
    • 交換用ガスシリンダーをパーツとして購入可能か確認してください。

弊社では、他社製品の詳細仕様は分かりかねます。
交換の可否・パーツ購入の可否については、お手持ち製品のメーカー様にお客様ご自身で確認をお願いいたします。

交換できるか情報がない場合

交換の可否を確認する際のポイントをご案内いたします。
ただし、必ずしも取付が可能であると保証するものではございません。お客様ご自身の判断にてご利用ください。

レッグフレーム穴の内径(下側)

レッグフレーム穴の内径(下側)

ガスシリンダーの外筒(太い方)の直径を確認します。
SNC-CYL3/4は直径 約50.8mm です。

座面裏側の穴(上側)

レッグフレーム穴の内径(下側)

ガスシリンダー上部の、細い方の直径を確認します。
SNC-CYL3/4は直径 約28mm です。

シリンダー全長(最短/最長)・ストローク

レッグフレーム穴の内径(下側)

縮んだ時の長さと、伸びた時の長さを計測します。
SNC-CYL3:H234〜306mm
SNC-CYL3:H284〜396mm
より近い仕様の製品を選定してください。
長さの違いが大きい場合、座面が低く/高くなってしまいます。

4.SNC-CYL3 / SNC-CYL4の仕様比較

仕様比較

項目 SNC-CYL3
(低座面)
SNC-CYL4
(標準)
下側外径
(レッグフレーム側)
直径
約50.8mm
直径
約50.8mm
上側外径
(座面側)
直径
約28.0mm
直径
約28.0mm
長さ
(最短〜最長)
H234
〜306mm
H284
〜396mm
ストローク
(昇降幅)
約72mm 約112mm
座面の傾向 標準より約50mm低くできる 一般的な標準高さ

シリンダーサイズ図 シリンダーサイズ図

5.交換の流れ・非対応ケース

交換の流れ

  1. 既存シリンダーを外す(固着時はハンマー/パイプレンチなどを使用)。
  2. 脚ベースに新シリンダー(外筒側)を差し込む。
  3. 座受け機構を上からはめ込み、座って圧入。レバーで昇降確認。

詳しくは、TEDASUKE マガジン:自分で直す?それとも依頼する?椅子のガスシリンダー交換方法 を参考にしてください。

非対応・注意が必要なケース

  • レッグフレーム穴が約φ50.8mmではない場合
  • 座面裏側の穴径が直径約28mmではない場合
  • レッグフレーム・座面裏側が、差し込み式ではなくネジ固定式など特殊仕様の場合
  • 椅子本体に破損・歪みがある、シリンダーの故障ではない場合

6.自分で出来るか不安、途中で断念してしまったときには…

椅子のガスシリンダーを外す作業は、固着していて思ったより大変なこともあります。
実際に「途中まで分解したけど、シリンダーが固くて外れず断念した」というケースも多く寄せられています。
「何度叩いてもびくともしない」「逆に壊しそうで怖い」そんなときは、無理に作業をしないでください。
無理に続けるとケガや破損につながるため、作業を中断する判断も大切です。

困ったときは、プロに任せてみませんか?
TEDASUKEでは、ガスシリンダー交換作業の実績があるプロがいます。
「無理かも・・・」と思ったら、最初からプロに任せるのも賢い選択です。
椅子・ゲーミングチェア ガスシリンダー交換サービスでプロが安全・確実に作業いたします!

作業手順3

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